web漫画サイトさん巡りしていて、面白かったなぁと思ったら、そちらのMemoとかBlogとかもちょっと覗いたりするんですよ。
でも……。
先日もほんわか作風のセミプロなのかな？ってお母さん作家さんのサイトに辿り着き、お上手だったのでへえ ！ と嬉しくなってBlog覗いたら、今夏熊が町中に出て来ちゃって騒がれてた件に触れていたんですよ。
その内容見て、ちょっとイラッとしてしまって。
漫画気に入ってたのに、その方のこと好きになれなくなってしまいました。
ほんわか作風の漫画描かれる方だけあって「熊さん」とか可愛らしい表現していましたが、要約すると「熊さんも大変なんでしょうが、それは熊さんの都合でしょ。そっちで何とかしなさいよ。こっちには来ないで頂戴」ってことでした。
何か「はぁ ! ? (-"д-)」って感じ。
何とか出来なくなっちゃったから出て来てるんじゃん。
何 ？ この人の浅はかさ。
熊のテリトリーを荒らしたのは荒らしてるのは私達人間。
貴方が済んでる住宅街は元々彼等の生きる場所だったんじゃない。
熊の食料である樹木が枯れたのはもしかしたら温暖化のせいかもしれない。
地球を温暖化させてるのは誰 ？ 貴方の言う「熊さん」 ？
違うでしょ。私も貴方も含めた人間じゃん。
それなのに自分達のテリトリーに困った熊達がやってくると、ただただ追い払う。
ここから入って来るなと冷たく石を投げる。
助けようとなどつゆとも思わず、あまつさえ殺してまう。
元々彼等の生きる場所を生きる為の食料を後からやって来て奪ったのは私達人間なのに。
なんたる身勝手。
この人もそういう深い意味で言ったんじゃないかもしれない。
でも、そうだったとしても、逆にこういうこと全く考えず、こんな発言を平気でする神経が気持ち悪いです。
野生動物の横行を全て許容しろと言ってるんじゃないです。
現場の皆さんは大変だということも理解しているつもりです。
(まあこの人の場合は、子供の送迎が大変だ〜とか怖いよ〜程度の事しか言っておられませんが)
野生動物との共生は本当に難しい。
もしかしたら「今の」人間との共生なんて不可能なのかもしれない。*1
一番良い解決方法を私にははっきり提示する事が出来ません。
そんなヤツが何言ってるんだと反論されると論破する自信はありませんが…それでも。
自然や野生への畏敬が全く感じられないこの手の思考にはとても腹が立ちます。
映画「マトリックス」中で、エージェント・スミスがモーフィアスに「人間は病原菌」と語るシーンがあるけれど、こういう事がある度に「嗚呼正に…… ！ 」と私はつい思ってしまいます。
以下エージェント・スミスの発言。
↓
ちょっとした発見をした。
（エージェントが）人類を分類しているとき、人類は哺乳類では無いことに気がついたのだ。
この星に住む哺乳類は、本能的にまわりの環境と均衡を保つように生きてきた。
しかし人類は、ある地域に入り込み、その数を増殖し始めると、すべての資源を使い尽くす。
そして生き残る為に他の地域へ拡大する。
人類の他に同じパターンで生息する有機体がいる。
それはウィルス。
つまり人類は病原菌なのだ。
地球にとって厄介な癌だ。
.
.
.
.
*1：以前野良猫対策に真面目に取り組んでる獣医さんに、「『野良猫との共生をしよう』なんて簡単に言えるものじゃないんだ」と言われた事があます。野良猫とだって人間との共生は難しいのですよね。