アニナルのアスマの件で再びポツポツとメセ頂いてます。ありがとうございますv
そして「最愛」歌詞覗いてみましたーの後に(涙)とか(泣)とかが入ってる感じで…(TvT)
実は誘われて映画ガリレオ観て来ました。
ネタバレ
湯川先生が主役というより石神さんのが主役です。内海刑事に至ってはまるで脇役のよう。
私は原作読んでないのであくまでも映画のみの軽い感想ですが……観終えた後、切な〜い気分になりました。
底辺に生きる人達の色んな問題や心の闇が詰まってるのです。
シングルマザー、DV、ホームレス、ストーカー。
そしてタイムリーだなと思ったのは物理や数学など理数系研究者の待遇の悪さ。
つい先日日本人がノーベル賞を取った取ったと騒いでましたが、みんな日本では研究やって行けなくて海外で拾ってもらって続けていたり、賞取った方が官僚に日本の研究者を育てる土壌の酷さを訴えてたりしてましたよね。
石神も湯川先生に「天才」と言わしめる程すばらしい頭脳を持っていながら、家庭の不幸や経済的な理由で高校の教師をして細々と暮らしている…それでもそこに幸せを見いだせればいいと思うんですが、彼は不遇と捉えている…。
好きなものはある。それしか出来ない。けれどそれが生活に繋がって行かない。虚しく侘しい日々がただ過ぎて行くだけ。
誰も助けてくれない。誰も理解してくれない。大勢の中に居て無関心という壁に阻まれる恐ろしい程の孤独。そして「それなら、関わって傷つくならもう一人でいい」と心を閉ざし敢えて人を遠ざける悪循環。
なんて寂しい……。
心が強ければそんな境遇でも頑張って行けるのでしょうが、どれだけの人がこんな境遇でずっと心強く居られるのでしょうか。
きっと石神も最初は劇中でも言ってた「どこででも研究は出来る」という台詞を繰り返し、頑張ってたと思うんです。
でもだんだん心が荒んで行く。弱く衰えて行く。虚無の中、何もかもがどうでも良くなって行ってしまう。
…私は辛すぎてこの人に気軽に「頑張れ!」なんて絶対言えない。
そんな中でふと得た小さな生きる意味。ぽつんと灯る蛍火の様なたった一人の恋。
それに縋るように時を過ごして来た彼なら、それを守る為にその人の為に人を殺めることを厭わなかったのも、大変不謹慎でおこがましいのですが理解出来る様な気がします。
途中湯川先生が「彼にとっては殺人の方が簡単だったろう」的なこと言うんですが、それはそういう意味だったのではないかなって。
なんか語ってしまいましたが(^^;)それもこれも原作の力と堤さんの演技の凄さなんでしょうね。
あと、石神がストーカーになってしまうのか!?と思わせて実はそれも石神の周到な計算…という観客を騙す手管はふと「スティング」を思い出しました。
ああ〜ポールニューマン…!(急に思い出した)亡くなってしまいましたね。
緒形拳さんも…。「鬼畜」大好きでした。
素晴らしいと思ってた役者さんがどんどん逝ってしまう。寂しいです(´;ω;`)
ところでガリレオ先生の石神への執着はちょっと萌えでしたv
彼の為にいつになく必死になる。自分を曲げて主観的になってしまう。後ろ向きで弱気な発言をしてしまう。心が揺れる…。
………………。
……恋ッ!?(笑)
ま、同じ研究者として自らも返り見えたり、何よりより近いと感じていた友として胸を痛めたんでしょうけど、あの動揺っぷりはホホホvでしたよ(* ̄m ̄)
しかし「君を友達だと思っているから」「オレに友達なんて居ない」「……(絶句)」(←台詞あやふや)のやり取りは萌えつつも辛かったですー。
この発見がヤッホォー!なのかうえぇぇん!なのか分かりませんけど!つーかやっぱ悲しいんですけどッ!(涙)
実はこの「最愛」聴いてて小ネタ2つ出来ましたvそのうちご披露出来たらいいなと思ってます。
いや〜もう自虐もネタに出来るようになりましたよ